井上尚弥 唯一の死角
井上尚弥は無敵。弱点なんてない。カシメロも余裕でしょ!
という盲目的なファンに向けたカウンターの記事です。
現実を見たくない人はスルーして下さい。
ドネア選をどう分析するか?
2019年の最優秀試合となったドネア戦。とても面白かったですね!ここ数年でもNo1の試合だったと思います。
早いラウンドでの井上尚弥のKO勝利と、多くの人が予想していたように、自分もそのように予想をしておりました。
まったく裏切られてしまいましたけど、結果いい試合で良かったんですけどね。
1R目の僅かなやり取りから、これはもう2RからKOにいくぞと見ていましたが、逆に左フックを食らってしまい(結果これが骨折してましたが)、目の上を深く切り、かなりの劣勢を強いられることになりました。
そして井上尚弥はここから一気に精細さを欠くようになります。外側のダメージだけでなく、ダメージを受けているという自分の心にもダメージを受けたように思えました。
井上尚弥の唯一の死角はこの辺りにあるように自分は感じました。
唯一の死角とは?
図にすると下記のようなイメージとなります。
ダメージが無いときはパフォーマンス(技術力)の差が圧倒的に差があるのですが、ダメージが有るとその差が縮まってしまうということです。
要は、ダメージがある状況下でパフォーマンスをするという実践経験値が乏しいんですね。
つまり、打たれ慣れていない ことが、井上尚弥の唯一の死角になります。
試合の結果だけをみて、
疑問視されていたスタミナやタフネスは証明されたので結果的に無敵だ。
と評価をしている方もいますが、タフネスとは打撃に耐える力なだけです。
ダメージを受けている状態でも、高パフォーマンスを保つという、総合的な力はそれはまた別の力となります。
苦手な相手・得意な相手
以上のことを総合的に考えると綺麗なボクシングをする相手は得意な相手で、ラフなボクシングをする相手は苦手となります。
図に示した通りで、同じダメージをでも井上尚弥のパフォーマンスの低下率が高くなり、結果、総合的には差が縮まってくるのです。
泥仕合であればあるほど僅差になっていきます。これは田口良一との試合からも明らかです。
結局は井上尚弥が、嫌がるボクシングを続けられるのか、には尽きますが。
まとめ
自分は井上尚弥に負けて欲しいからアンチ的に書いているわけではなく、誰も到達していないところに行って欲しいとの気持ちからです。
賛否両論の色んな意見で彼を見守っていきたいなと思っています。
世の中、矛盾だらけですが、努力は天才に勝るを体現している井上家から、勇気を伝染させて頂きましょう
カシメロ、ウーバーリー、リゴンドー、ネリ
今後も楽しみなカードが続きますね。 WBSSの天下一舞踏会が終わったのに、ベジータ、セルが出てくるような感じでワクワクします(笑)
以下、本の紹介です!
- PK(伊坂幸太郎)
勇気が伝染するといえばこの小説。伊坂幸太郎の中でもマイナーですがお勧めです。
- 努力は天才に勝る(井上真吾)
井上パパの本です。育成の神髄を学び、子供教育についても考えましょう!
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唯一の死角は井上尚弥が打たれ慣れていないこと。打たれてくるとやはり集中力と精度が落ち機能は平凡化する。ピカピカではない打たれている状況下でも高機能さを維持することができるかは大きな課題だろう。 https://t.co/OTXEk1hsRT
— 隼ジェット🦅相互フォロー (@Promisedbridge) 2020年2月6日